◇ 左螺子式 ◇

ずらずら書いていたら３部作になってしまいました。
読んで頂いた方、ありがとうございます。
これで、完結です。

内科の治療を続けた私だったが、先生が治療の結果を告げた。

「お気の毒ですが・・・」もう最悪、穴が塞がらなかったのだ。

今度は、外科でお世話になることに・・・

自然気胸は、その名の通り自然に起こる。くしゃみだったり、体を
ひねったからとか、背伸び　だったり。原因は、はっきりせず
軽微な場合、無意識のうち発症、おかしいと思いつつ自然に治癒して
しまうこともあるそうだ。ただし、その場合は、再発性が高いという。

確かな治療は、外科処置である。私の場合は、穴あき具合が酷かったのか
自身の治癒力では治らなかった。今度は、外科病棟へ行くことに。

最初の外来の診察を思い出す。「どうする？切る？」ああ、切っておけば
こんなに不自由な思いは、最小で済んだのに。他は元気なのに「俺ユニット」
のおかげて1週間も2週間もベットに固定されて、辛いのなんのって。
しかし、あとの祭りである。

場所が場所だけに、「切る」となるとナーバスになる。しかし看護婦さんの
言葉を聞いてちょっと安心。「○○さんの、手術は、え〜と・・・」
「気胸です」「ああ、気胸ね」

「ああ、」って・・・。

通常の元気モード時なら「ああ、」とは、なんだ！と思うところなんだが
この時ばかりは、この「ああ、」という言葉の軽々しさが、心地イイーって感じだったです。
大した手術じゃないんだ　という勝手な解釈をこじつけ、かなり安心しました(笑)

術後、結果は良好、無事、退院致しました。この時は、全身麻酔だったから
術中の経過は、わかりません。術後ちょっとしたトラブルは、あったけど・・。( [番外編に続く]:http://sapolog.com/u/1302/%cf%a2%ba%dc%a5%b7%a5%ea%a1%bc%a5%ba/0000016903.html )

PS.　お見舞いに来てくれた義理の弟が、胸が痛いといって、ついでに診察したら
みごと、気胸で、そのまま同時入院となりました。先生に「うつるんですか？」
と聞いたら「うつりませんよぉ」ということでした。
そうだよなあ。
　
不思議なことに女性の症例は、少ないそうです。

もし、全部読んでくれた人が居たら、ありがとう＆あなたの肺は、大丈夫？
背の高い、ひょろっとした人がヤバイそうですよ。

あなたにおススメの記事