◇ 左螺子式 ◇

暑い日差しから逃れるように、一同、教会に
入場して挙式は始まりました。

やっと、最終回です。

[「その5を読んでみる」]:http://sapolog.com/u/1302/%cf%a2%ba%dc%a5%b7%a5%ea%a1%bc%a5%ba/0000021109.html

ここからは、うろですので正確では無いかも。

私は、祭壇の前に立ち、正面を向いています。

レノ神父が、私を見ます。

結構、至近距離です。

こんな間近で外国人の方にじっと見られることは
初めてかもしれない。

ちょっと、目が怖いです。真剣？
(真剣にやってもらわないと困ります)

後方に向き直ります。

お義父さんが、嫁さんとゆっくり祭壇に向け歩いてきます。

やがて、私の傍らにきました。

二人揃うと、レノ神父が何やら文言を言い始めました。

一応、式の流れがあって、神父がこう言ったら、こうして、
こう言ったら、こう答えて、という感じでした。

しかし、神父がこう言ったらの「こう」がわからないことに、
気づいてしまいました。

流暢な英語です。(そりゃ、そうだ)

へんな間があくと、「あれ？俺、なんか言うんだったかな？」

なんてドキドキしたりして。

確か、お義父さんがいうセリフ(セリフかよ)が、ひとつあって
感極まったのか、緊張してるのか、それをすっかり忘れている
ご様子。


進行が、止まり　我々と、レノ神父が睨み合う感じ。

シーンとなりました。

嫁さんが、小さい声で「おとうさんだよ」と促し、やっと
思い出してくれました。

署名も指輪入れも、無事済んだら、今度は、ひとりの白人の
小柄の女性シンガー(きれいな人でした)の方が、教会後方から
豊かな声量で祝福の歌を披露してくれました。

曲名は、わかりませんが聴いたことある曲です。

私たちは、祭壇に背を向けて　参列者越しに聴いていました。

嫁さんの友人の一人が、本当に喜んでくれていて、もう泣いています。
それを見た嫁さんも、もらい泣き状態。

アカペラの澄んだ歌声が、いい演出しています。

私は、ぜんぜん泣ける感じではなかったのですが、もらい泣きには
弱いんですよ。

よかったね、よかったね、と思わず涙ぐむところでしたが、
自分、当事者やん。泣いてどうする、とこらえました(笑)

程なく無事式は終わり、教会前で記念撮影です。

しかし、暑い。

ホテル地下の貸切ホールで会食の準備が出来ています。

我々は、一同ズラズラとホテルに向かい歩きます。

植え込みの木の白いプルメリアの花が、印象的でした。

会食は、一人の専属のボーイがついて、至れり尽せりでした。

バイキング形式でしたが、私たちのために、かわいいケーキも用意して
くれていました。

料理は、量が半端ではありません。

とても全部に手をつけられないくらいでした。

しかし、味の方はどれも、とても美味しく満足のいくものでした。




<頭はともかく、似てました><こんな感じ>

写真一番手前のトロフィーカップみたいな容器の中には、
アイスクリームとシャーベットが、しこたま入っていたのですが
満腹で、ほとんど手付かずで残ってしまいました。(写っていませんが右端に同じ物がもう一つあります)

みんな充分飲み食いして、会食は、お開きとなりました。

私たちは、着替えをして事前に調べておいた、市街地隣にある [「カフェ　クレア」]:http://www.catcrea.com/ に行きました。
オーナーさんは、日本人です。

ここには、客が使えるＰＣが２つあるのです。

これを使って、日本の友人にメールで報告するのです。

この頃、友人たちの携帯はe-mail が使える端末に替わりつつあり、
ＰＣからのメールも受信できます。

理屈じゃわかっちゃいるけど、実際にfromグァムのメールを手中の
携帯で受けると、びっくりと同時に感激してくれたようです。


これが、私たちの結婚式でした。

海外でやるということで、手違いやトラブルがある　と思っていましたが、
そのようなことは一切なくて、ただの取り越し苦労に終わりました。

今では、やってよかったな、と思っています。

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