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2009年02月04日

懐かしの フラッシャー

大昔、少年向けにフラッシャーつきのチャリが流行ったこと
があった。

フラッシャーつきチャリは、当時の値段で確か5万円くらいした
と思う。あの頃は、今思えばうちの家業が最も栄えた時代だった。

友達たちは次々、フラッシャーつきを親に買ってもらっていて、
何となく私もねだってみたりはしたのだが、あまり快い返事は
もらえてなかった。

すっかり諦めかけていたのだが、ある日親父が「自転車を買ってやる」
と突然、言い出した。(大きい仕事がうまく片付いたんだろうな)

しかも、好きなヤツを買っていい、と。

あの頃から人と同じヤツは嫌だという性格だったみたいで、考えに
考えて選んだのは、富士のチャリだった。

一番仲の良かった連れはBSのアストロGを買ってもらっていて、正直
言えばそれが欲しかったのだが、先に買われたので断念。

アストロGはフラッシャーは細身で精悍でスポーティな感じ。何より
タイヤの断面が三角形という変わった仕様で、実に悩ましいのだ。

それに勝つには、富士のごつい仕様のフラッシャーしかなかったのだ。

フラッシャー部分は電池(単一6本?)も含めると結構な重量があって、
(周りの装飾部分も金属メッキだったっけ)漕ぐと重いのが難点。
というか、自転車でその難点は致命的だよね?(笑)

それと、電池はすぐに無くなるので、実際のフラッシャーの稼働は
友達に自慢する時だけ限定で、実用では使わない。

このチャリで最も好きだったのは電子ホーンの音で、変わった音色と
いうか、単調だがメロディホーンだったような覚えがある。
当時としては斬新だったと思う。

そんな気に入りチャリも、たった一日雨ざらしにしたため、あちこち
電気系が不調になり、そのうちフラッシャーブームの終焉も来て、
すべての電気パーツをはぎ取り、高校卒業最後の最後までかなり長く
乗ることになった。

買ったときは高かったが、元は充分取ったな。

そんな思い出のチャリなのだが、長いことずーっと胸に引っかかって
いたのは「名前」がわからなかったことだ。

が、今日何気にネット見てたらそれが判明した!

富士の「ジェットファイヤー5」 41,900円

そんなすげー名前だったのか、知らんかった!!



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この記事へのコメント
manbowさん
ビックリです、同じネタ。
manbowさんも買ってもらったんでですね。
今回おどろいたのは、その値段。
おっりょーの時代(昭和46年)には自転車通学の子はどの子も買っていたからそんなに高いものとは思いませんでした。
おっりょーの地域は販売店の関係でツノダでした。
けっこうシンプルなフラッシャーでスピードメーターがハンドルとフレームの付け根に付いてたと記憶してる。
対抗のBSのスカイセンサーはカッコよかったですよ。
今思えば、自転車も車も子供心にワクワクするような時代だったです。
あ~あ昭和って時代、しみじみ。。。
(おっりょーも最後はすべて剥ぎ取り、ワイヤも削ってシンプルにしちゃったですよ。確か大学の下宿まで持っていったな)
Posted by おっりょー at 2009年02月05日 21:22
●おっりょーさん
懐かしい話ですね、当時は自転車は自転車店で買う物でした。
うちの近所の店はBSとフジの販売店だったので、ツノダなど他
メーカーの物は見る機会がなかったです。

あの頃は普通のママチャリタイプの物でも正規店で正規に買うと
3万くらいはしたと思うので、今思うと4~5万という価格は割安感は
あったかも。

フラッシャーブームの後はトラック野郎の流れでデコチャリが少し
流行りました。(地域限定かも?)でも、最後は取れる物は全部取って
5段変速も一番小さいギアに固定して変速機自体を取っ払いました。
結構、乱暴に乗ってたけど、フジのケッターは丈夫だったですねぇ。
Posted by manbow at 2009年02月06日 23:34
わたしは父親に
「これ買って」ってなんだか言えなかったなぁ~
なんでも充分に与えられたけど
ほんとに欲しいものがほしいって言えなかったかも。

ジェットファイヤーうるわしぃいい~~~((TT)
Posted by ぴこどん at 2009年02月09日 16:04
●ぴこさん
なんでも充分に与えられた? って、ぴこさん、お嬢さまだった?
でも、控えめだったんっすねぇ。
Posted by manbow at 2009年02月10日 02:31
どこが控えめなお殿様・・・(ーー;)

まんぼさん、ゆうべ夜中に、
みちっぱた進路上に真っ白い丸いっこいものが。
泊まってみたらなんと雪じゃなく「ふくろう」だった!

急いで携帯カメラで撮ろうと思ったら
飛んでいかれて残念!!

道路にえさがあるのかなー。
Posted by ぴこどん at 2009年02月10日 12:21
●ぴこさん
おおー、ぴこさんとこにもふくろうが!
轢かなくて良かったですねぇ。

雪の上で何してたのかな? やっぱエサですかねぇ・・
Posted by manbow at 2009年02月11日 00:21
ジェットファイヤー5乗ってました。
本当はエレクトレボーイZが欲しかったけど。
Posted by にゃっぷー at 2009年09月19日 10:38
●にゃっぷーさん
コメントありがとうございます。
そうですか、乗ってましたかジェットファイヤー5。
ということは同じような年代ですね。
でも、エレクトロボーイというのはあまり記憶にないなぁ。
私が買うときはアストロGとの2択しか考えなかったからかな。
ジェットファイヤー5は他社にないごっつい感じとハイテク感が
交錯したような・・ケッタでしたね。
Posted by manbow at 2009年09月20日 10:37
そうですか?
私としては、当時の自転車は
ナショナル自転車エレクトロボーイZと
ブリヂストンのアストロGがメジャーという感覚でした。
エレクトロボーイはナショナルが提供の石之森章太郎作品のイナズマンとタイアップしていて、アストロGはブリヂストンが科学忍者隊ガッチャマンのスポンサーだったので、ガッチャマンテレビ隊員に当たるというものでも印象があります。
Posted by にゃっぷー at 2009年11月01日 22:42
●にゃっぷーさん
にゃっぷーさん、かなり詳しいですね、私はそんなことは
ぜんぜん知りませんでした。当時はテレビCMかチラシ、あと
自転車店で現物を見るくらいしか情報がありませんでした。
アストロGはフラッシャーがシャープなデザインで、あと
タイヤ断面が三角になっていて子供ながら斬新に思ったものです。
Posted by manbow at 2009年11月02日 07:23
他のスポーツサイクルが、必要かどうかわかりませんが、ラジアルタイヤを装着しているなか、アストロGの三角のタイヤは「トリアルタイヤ」というものでした。
これは三角…実際には先細りの五角形といった感じでしょうか…にすることにより、接地面積を減らして抵抗を軽減するというコンセプトで他社と差別化を図ったものと思います。
アストロGは、フラッシャーも逆三角に近いデザインでしたね。
私はエレクトロボーイが欲しくて、いつも近所の自転車屋のショーウインドーで眺めたり、カタログをもらったりしていました。
Posted by にゃっぷー at 2009年11月16日 18:06
ただ、確かに富士ジェットファイヤーファイブは、他のメジャーなメーカーの物より(自転車メーカーとしては富士もマイナーではなかったでしょうけど)洗練されてはてなかったかも知れませんが、金属や銀メッキを多用して派手さでは格別だった気もしますね。
重かったな…単一電池六個くらいでしたかね。
Posted by にゃっぷー at 2009年11月16日 18:13
●にゃっぷーさん
アストロGは登場してすぐに友だちが買ったので、当時
間近に見ています。あの三角タイヤは言われるように
接地面積を減らして・・という謳い文句でした。
実際、効果があったのかどうかはよくわかりませんが、
消えていったところを見ると、そういうことなのかな と。

ジェットファイヤーファイブは、最初に見たときはむしろ
「ヘンなケッターだな」と思いました。フラッシャーデザインが
野暮ったいというか、一貫性がないというか。一見豪華っぽい
んですが、重いし(笑)

しかし、周りに乗ってるヤツが居なかったことと、電子ホーンの
音色が特徴的なのが、後にグッときたポイントでした。

ケッターの造り自体は、しっかりしたものでフラッシャー
取り外し後、ずーっと乗れたのでそう思うと、いい買い物だった
と思います。
Posted by manbow at 2009年11月17日 08:29
ジェットファイヤーファイブのホーンの音は、いかにも電子音といった感じの音でしたね。
言われてみれば私もホーンの音色が目立つなと感じた記憶があります。
ピポピポピポ…みたいな音でしたよね?
救急車のサイレンを速くしたみたいな。
あと私はスピードメーターも付けていましたよ。
ナショナル製の。
最高で時速40km以上は出たかな。

◎-■■■■-◎
確か買ったばかりの時に倒れてフラッシャーの→「-◎」が折れて部品交換したことがあります。
Posted by にゃっぷー at 2009年11月19日 18:18
●にゃっぷーさん
ホーンの音色は残念ながら覚えてないんですが、いかにも
IC使いました的な音だったかと。
スピードメーターは欲しかったアイテムでしたが、とうとう
付けることはなかったですね、ただケッターで40kmというのは
当時、大きな壁だったように思います。

そうそう(笑)、フラッシャー部分は鉄のガワでガードされて
いたんですが「-◎」の部分は針金状な金具ガードでした。
まともに倒れると弱点ポイントでしたね、あそこは。
Posted by manbow at 2009年11月19日 19:47
ところで、最初のコメントの方が書いているブリヂストンのスカイセンサーって
そういう自転車があったんですか?
私はBCLをやっていてSONYスカイセンサー5800というラジオを使っていましたが。
ナショナルはクーガ
東芝はジーガムだったかな。
Posted by にゃっぷー at 2009年11月19日 22:50
スカイセンサーというケッタは、はて、私は記憶にないです。
BCLも流行りましたねぇ、私はやってませんでしたが。

ナショナルのクーガも懐かしいですね、うちは同じナショナルでも
マックシリーズのRQ-540というのを使っていました。
日曜11時のロイジェームスの不二家歌謡ベストテンを必ず聴いて
ましたね。
Posted by manbow at 2009年11月20日 08:33
こうしたフラッシャー付き5段変速の自転車は1970年代半ばから後半にかけて小中学生の男の子の間で爆発的に売れたことを思い出します。当時小生は幼稚園時代、16インチの子ども自転車・宮田「ピノキオ号」にまたがっていた時代です。
それにしてもローティーンの皆さんはフラッシャー付き+5段変速の組み合わせでハイテク気分とともにスポーツカーの疑似体験をしていたのでしょうか。今思えば笑っちゃう「男の子のままごと遊び」という感がします。そんな中こうしたハイテク装備は年々エスカレートしていき、1970年代も末になるとスーパーカーブームの影響もあり「電動式リトラクタブルヘッドランプ」がブリヂストンのモンテカルロあたりを皮切りに流行し、続いてデジタルメータやドライブコンピュータもどきの装置など「これでもか、これでもか」の中華丼状態でした。そんな風潮も1980年代初頭にピークを迎えたものです。
彼ら5万円以上する「ハイテク自転車」をこぞって買った当時の少年達は「最強マシンに乗っている!一種の魔法使い/ヒーローになった気分」をさんざん満喫したに違いありません、そして大人になって久しい今、高級車(メルセデスやBMWからレクサスやクラウンまで全て)や大型トラック関係(日野や三菱ふそう他)のハンドルを握って「人格ごと強くなった感じ」を味わっているのではないかと考えると、結局催眠術に弱いのは大人も子どもも変わらないのであり、人間の哀しい性なのかと思わされてしまう次第です。
ちょっとした情報操作で魔法使いなりヒーローになってしまう人間という生命体は、電波や活字にとって絶好の奴隷なのでしょうか。
Posted by 真鍋清 at 2010年02月10日 01:50
●真鍋清さん
こんにちは。
当時でも5万ほどしたフラッシャーつき車の値段は、私の周りでは
爆発的に知られてはいましたが、みんながこぞって買えるような物では
なかったように思います。うちも家業業績が悪ければ、たぶん買って
もらえなかったでしょう。
私は故障などで、フラッシャーなどのギミックには急激に冷めました。
当時の防水対策はイマイチでしたね、というか防水仕様ではなかったかも。
水には、とにかく弱かったです。
なので、個人的にそれに興味があったのはせいぜい1年か2年くらいでした。
結局、フラッシャーを全部取ってしまえば、普通のシンプルな自転車になり、
軽量化にもなり、長年使えました。それで学んだのは、シンプルな良品は
長いこと使える、ということでした。
現在は、いい大人なんですが、便利すぎるすべての電気電子機器には、
つい懐疑心が芽生えがちですね。壊れること前提で考えてしまいます。
そこそこの「物」を持つと、人格というか人間性が変化することはあると思います。
Posted by manbow at 2010年02月10日 03:00
 
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