ものづくりフェア2006 in東三河

manbow

2006年05月21日 23:31

地元企業による最先端のものづくり技術を紹介する「ものづくりフェア
2006in東三河」が、豊橋市総合体育館で行われた。

最終日の21日、ちょっと覗いてきた。








実は東三河の辺りには、よくTVでも紹介されるようなハイテク
技術を売り物にする企業があったりする。

今回のフェアでは、愛知万博で人気を博したトヨタの
「i-unit(アイユニット)」や二足歩行ロボなどの展示も
あり花を添えていた。

会場の様子。一番奥がトヨタの展示ブース。







一度見たいと思っていた樹研工業というところの極小樹脂ギアの
展示があった。

● [樹研工業(株)]:http://www.juken.com/main.html > [パウダーギア]:http://www.juken.com/showroom/molding/micro_01.html

このフィルムケースほどのビンの中にある赤い粉みたいなモノが、その
極小ギアだ。(世界最小)直径0.147ミリ。肉眼ではまさにパウダーに
しか見えない。










顕微鏡拡大画像(PC画面で表示されたものを撮影)















このギアは小さすぎて、現在利用できる用途がないという。
もっぱら技術力のアピールという使命を担っているようだ。

これを見た人は、最初はこの赤い粉が何なのか、わからない。

私がこのギアの存在を知ったとき、どうやって造っているのだろう?
と思った。説明担当者がいたので率直に聞いてみた。
ただちにマネ出来るような技術ではないのだろう、丁寧に
答えてくれた。

樹脂ギアなので切削というより形成なのだろうと思ったが、
やはり金型で造られるという。でも、金型というと今度は
その精密な金型をどうやって造るのだ?

ワイヤーカットで造るそうだ。ということは超極細のワイヤーで
造るってこと? 自社製なのかと尋ねたら「違う」という返事。

えぇー!じゃあ、その精密金型を造ることが出来るワイヤーカットを
造る企業がまた別にあるってことだよね? なんか、すごいねぇ。

直接、私の仕事とは畑違いだが、こういう技術系フェアを見るのは
実に楽しい。

○ [続く・・]:http://sapolog.com/u/1302/%a4%c1%a4%e7%a4%a4%a5%cd%a5%bfphoto/0000356781.html
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