古い リレー
職場で、私が担当する機械が壊れた。
けして、壊したんじゃないよ。
うちの会社には保全修理専門の部署があり、ありとあらゆる
トラブルを修復したりするのだが、私からの修理依頼が入ると
彼らは必ず嫌な顔をする。
無理もない。
だって、修理するために配電盤を開くだけで、新たにどこか
壊れそうなほどボロい機械なのだから。
で、今回の故障の様子を「いつも、すまないねぇ」という面持ちで
伺うと、びっちり並んでいる「リレー」のどれかが原因だろう
とのこと。
「ところで、予備部品のリレーって、持ってますか?」
「さぁ? あったかなぁ・・」
予備部品入れの箱をさばくっていたら、おー、あったよ!
「これ、かい?」
「あー、助かったぁ。コレ新品ですね。
こんなのもう手に入りませんからねぇ」
「え? そうなの?」
ダメじゃん!
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