ミートホープ社長の会見は、終始保身の態度だったが、同役員である
息子さんにたしなめられ、偽装の指示を認めた。会見に追われ、内部告発が
進んでいる現状をよく把握出来ていなかった社長を、一歩引いて見ていた
息子さんが修正したと思われる。雪印や不二家の事件報道の過程を知って
いれば、やったことを正直に謝るのが、とりあえずは誠意の見せ所だ。
ところで、あのコロッケが非常に気になる。
うちはあまりああいう物を買わないので、あの冷凍コロッケを初めて知った。
社長がしたことは許されるべきものではないが、肝心のお味の方はどうだった
んだろう？ 混ぜ物肉のコロッケと違いがあるのなら、その違いが大いに
気になるではないか。
社長の弁を信じると「違いはわからない」ものなのか。
今回、有害なものを混ぜたという話は聞かないが、あの社長の倫理観だと
古めのものも混ぜてた・・なんて話にならないか、それが心配。
今まで体に変調をきたすような問題がないのなら、あのコロッケは売り場から
撤去してもいいが、希望者には然るべき値をつけて販売してもいいように思う。
食材をムダにしないことは、殺生されたお肉が絡んでいると特にそう思う。
素直に、もったいない。
知らずにやった方は、渋谷の温泉爆発事故。
温泉施設を経営するには、メンテの部分で完璧とは言い切れない経営陣が
やり玉にあがりそうだ。
メタンガス関連の法令がないといっても、キチンと管理している施設もある
ようだし、経営側の準備不足というか勉強不足が露呈した感じ。
一昨日の社長の会見を見ていると、メンテの方は完全に委託業者に任せ
きっているというのが伺い知れた。おそらくメンテ項目にろくに目を通した
ことも、ないんじゃなかろうか。
それでもメンテがキチンと出来ていれば、テンプラチェックでも事は
起きなかっただろうが、ガスチェックなどが項目から抜けていたのなら、
初めからダメダメだったってことになる。
一つ不思議なのは、ブームに乗ってるといわれる大型温泉施設で、そのような
メンテ項目が各業者間で示し合わされていなかったってことだ。
同じような施設、施行なら維持管理のノウハウも共有化されそうなんだが。
大型温泉施設は地方にもあるし、特に珍しくもないと思うが、それに伴って
メンテ業者も大勢いると思う。なので手慣れた作業とも思うのだが。
ここの会社が特別だったのか、東京の地盤が特別だったのか。