女の子じゃ ありません
食卓を囲んで、みんなで夕飯を食べてた。
テレビからオリンピックの映像が流れていた。
星野ジャパンは苦戦中らしい。(そのときの話)
野球に興味ない私は、星野ジャパンの話題を適当にスルー
していたが、お義母さんがヘンなことを言い出した。
「あのピッチャーのダルって子は、エライわねぇ」
「なかなか、オリンピックにまで出られないわよねぇ」
細身、長身、甘いマスク、そしてその実力、そういわれれば
確かにダルビッシュには感心するところは多い。
しかし、実力が伴っていればオリンピックに出られないって
ことはないだろう。 偉業ではあると思うけど。
何かお義母さんの褒めようには、ちょっと違和感を感じてた。
「ほら、この子ってハーフなんでしょう?」
「ハーフ?」
確か父親が中東系だったような気がしたけど。しかし、それが
ダルビッシュのベタ褒めになんか関係あるのかな?
おかしな話は、なおも続く。
「で、この子はいつから男の子になったの?」
「男の子になったぁ?」
「おっかさん、ダルビッシュは元から男ですよ」
「へ? だってこの子って、なにやらハーフなんじゃないの?」
「なにやらハーフって・・・??」
「もしかして、ニューハーフのこと?」
(ニューハーフの意味も違ってるし)
「おかーさん、ハーフとニューハーフはぜんぜん意味が違いますよ」
「あら、そうなの?」
だって。
よそでヘンなこと言わないで、よかったよなぁ。
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