気に入りのCD その1

manbow

2003年10月10日 22:15

門あさ美「twin very best collection」



TECN-35854

前にも、ちょっと書きました [「ここ」]:http://sapolog.com/u/1302/%ba%c7+%b6%e1%a1%a1%b5%a4+%a4%cb+%a4%ca+%a4%eb+%a4%e2+%a4%ce/0000010444.html
1979年から1988年まで活躍した謎の多いアーティスト
門あさ美の、まさに集大成といえる2枚組アルバムです。

発売されたのが、なんと昨年末なのです。

今ごろ、なぜ?とファンは、うれしい悲鳴をあげました。

1979年というと、まだ今のようにCDじゃなくLP、EP
の時代でした。

この2枚組には、今までCD化されていなかった曲や、新曲
が入っていて、マニアには驚きと共にうれしいアルバムと
なっています。

新曲は、近い過去に収録されたものか、未発表曲なのかは、
はっきりしませんが、歌詞カードの最終項に記された
メッセージは、永い間ファンだった者や現在進行形のファン
には、感涙ものでした。

この人は、シンガーソングライターで、約10年余活躍して
いたのですが、極度の上がり症だということで、ライブ経験
はゼロなんです。

よって、歌う姿を見たファンというのは皆無に等しいのです。

極端に露出しないので、メディアに取り上げられることも
無く非常に謎の多い人なのです。

プロモーションもほとんどしないのに売り上げは、そこそこ
あったようなんですよ。

それは、この人の曲を聴くとのめり込むファンが多かった
のだと私は、思っています。

同業者にも受けは良かったのでしょう。1stアルバムから
松任谷正隆氏や鈴木茂氏らが参加しています。

サザンの桑田氏がファンで、自分のラジオ番組にゲストとして
強引に呼んだとか呼ばないとか…。

桑田氏を題材にした曲もあります。

歌はうまいです、安心して聴けます。
甘い声ですが、甘ったるくはありません。

曲は、大人の恋をテーマにしたものが多いです。

それも、わけありの恋、かなわぬ恋など。

切ないものは、かなり切ないです。

当時、私は「大人の女性」をこの人に強く感じました。

悲しい恋をしている女性ファンの共感を大いに得たのだ
と思います。

現在は、活動していません。

私は、この人に替わるアーティストをまだ見つけることが
出来ずにいて、ここ一年くらい想いが再燃して聴き続けて
います。

数少なくなってきたCDを、慌てて買い揃えました。

貴重盤は、ヤフオクで不本意ながら1万円の値を付けてます。

特に、女性の方、お薦めです。

秋の夜長にもってこいの珠玉のアルバムです。
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