車に棒が突き刺さった 事件
私は車が結構、好きである。
相談を受けることもあったりする。
これは、ちょっと古い話だけど真実です。
ある女史からこう言われた。
女史「車に棒が突き刺さったみたい」
私 「はぁ!?なんですと」
私は言ってる意味が正直わからなかった。
この人は一体何を訴えているのか。
女史は普通の人です。只、機械物が、かなりお苦手なだけなんです。
もうちょっと詳しく聞いてみることに。
私 「今でも、そのぉ、棒?が、刺さっているの?」
女史「刺さっている形跡が無いんだけど」
私 「はぁ?刺さってないの?(刺さってるって言ったのに!)」
私 「エンジン、タイヤとか、異音しない?」
女史「異常無い、みたい」
私 「そもそも、棒が刺さってるのは、どこ?どうしてわかったの?」
女史「だって、棒が刺さってるランプが点いたんだもの」
私 「(ますます)はぁ?」
もう、埒があきません。実車がそこにあるので、見に行くことに。
国産の普通の1,500ccクラスのセダン AT です。
運転席に乗る前に車を一周し、棒?とやらが突き刺さってない事を
確認した後、エンジン始動。
ちゃんと一発で掛かる。異音、振動なども取り合えずチェック。
ほんとだ。異常は見受けられない…。
そういえば、ランプが点いた と言っていたなぁ。
私は一旦エンジンを切ると、おもむろにキーシリンダーを回して
警告灯がすべて点灯する位置で止めた。
赤色の警告灯群に目を落とす。
どれもこれも見慣れたものばかりだ。(当たり前)
でも女史が見たのなら この中のどれかに違いないはず である。
注意深く見ると「おやぁ?」 ありましたよ。 超怪しい奴が!
女史の本日の行動を聞いて、確信しました。犯人は、こいつだ!!
でも、うまいこと言うなあ と感心しましたよ。
私には、ぜ〜たい、そうは見えない。
仮に棒が刺さってるとして どうしろというのでしょう? 抜けと?
一人で走行してて、さぞ、驚いたでしょうね(笑)
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