◇ 左螺子式 ◇

福岡の幼児3人が亡くなった飲酒事故の判決が、出た。

懲役7年と6ヶ月。

注目だった運転致死傷罪は、見送られる結果となった。

私が見たところ、この判決に不満の声は多い。

報道で知り得る範囲でも、この若い被告の行為はひどい。

証言から事故前に呑んでいたことは事実だし、事故後
一旦ひき逃げするも、車が自走不能になり断念、身代わり
出頭を頼むも断られ、例の水の一気飲みで飲酒を隠蔽した。

酩酊とか微酔とか以前に、これだけでもうダメでしょう。

私は、最近多いひき逃げ事故には、特に腹が立つ。

飲酒運転の発覚を恐れて、逃げるケースもあるようだが、
酔いが覚めた後、出頭すれば数字的な証拠は出ない。

証拠がないから飲酒摘発出来ないのだとすれば、それは
まさに逃げ得ってやつで「逃げ得は許さない」も、ただの
スローガンに終わる。

常々思うんだが、もう、ひき逃げ行為は一発で運転致死傷で
いいんじゃなかろうか。　逃げれば損になるってことで。

他人を車が原因で殺めてしまって、ただちに救護活動した者と、
飲酒がばれるのが怖くて逃げたクソと、同じ業務上過失致死傷は
ないだろうて。（7年6ヶ月ということは、それなりに裁判長も罪の
大きさを認めているってことか）

個人的には、こういう運転する者にとっての義務違反を厳しく
断罪しないと、せっかくの判例も今後に続かないような気がする。

しかし、酩酊か微酔かで争うなんて、亡くなった3人の子に対して
不謹慎だとは思わないのかねぇ。

10秒の脇見の根拠もよくわからない。

100キロ近いスピードで10秒の脇見って、それは無謀運転というか、
自分にとっても自殺行為だわな。

裁判長は、車運転しない人なのかな？

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