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2006年02月17日

世の中 叩きすぎ傾向

悪いことやミスをしたら、普通怒られる。

怒る方は、どれだけ怒ってもいいのだろうか?

●Jun Rajiniさんの [この公務員が!]:http://sapolog.com/u/1411/%bb%a8%b5%ad%cf%bf/0000323483.html を読んで。

Jun Rajiniさんのエントリーに登場する男の行為は、読んでいて
私もとても不快に思った。

ただ、その不快というのは、しつこいしつこくないの話じゃ
なくて、郵便職員を怒鳴りつけ続けるその男の背景を
想像するに、モヤモヤが広がる感じだ。

もしその男が自分のミスで仕事上のクライアントから同じように
怒鳴りつけられたとして、その男自らが言うように
「相手の目を見てキチンと謝罪」できるのだろうかと考えた。

日常的にその男がそのようなことが出来うるのなら、郵便職員に
対する態度も(常識的にはどうかと思うが)心情的には少し
わかる面もある。(もちろん、その場でそんなことは
判断できないが)

一応問い合わせに局に訪れたらしい男側に非がないとすれば、確かに
荷を見落とした郵便職員側に責められる要因はある。

ただ、相手がミスを認め反論できない立場を利用して、徹底的に
叩くのは最近のマスコミなんかでも私はよく気になっている。
善が悪を叩くのにルールはないとでもいうような状態だ。
悪玉叩きを煽るというか。

その男もミスを咎める体裁を取りつつ、実際のところ、単に
日頃のストレスなんかのはけ口に利用しただけじゃないのか。
私の不快の原因は、その男の行為の裏に疑念を持ったこと
によるもののようだ。

自分がミスをしても認めず、相手のミスは徹底的に叩く。
Jun Rajiniさんの描写からは、そういうタイプの人間が
何となく目に浮かぶ。

私は現場を見たわけでもないし、その男のことは知らない。
仮に会っていても人物の内面までは、なかなかわからない。

Jun Rajiniさんのエントリーを見て感じたのは、度が過ぎた
咎めというか責めは自分が安全な立場にいればいるほど
エスカレートする傾向にあるのかなと自戒の念を持ちつつ
考えてしまった。

最後まで、真摯な郵便職員の方の対応に救われた気がした。

ミスを認めることは、なかなか勇気の要ることだと思うし、
反論できない立場だとしても、実際に反論しないことは
最近ではまた違う精神力だと私は思っている。

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この記事へのコメント
僕の拙いエントリー記事から、さらに深く考察を進めて下さりありがとうございます。

 「僕は、相手の目を見て謝罪する」というのが、感覚的に違うんじゃないかなあと思うんです。
 相手に目を合わせられないくらいに恐縮をし、相手に対して頭を下げることが多いです。こちらは無防備で、相手が頭を殴ろうと思えば殴られる姿勢を取るわけです。
 でも、相手が話をしているときに、相手の立場を考えながら、目を見て話を聞くという態度は大切なことだとは思います。
 
 「男」は「目を見て謝れ」と言いましたが、実際に、目を見ながら謝られると、任侠の世界っぽくて、恐いなあと思います。
 僕が書いたエントリー記事に出てくる、どなった側の男の人は、「聞く態度がなっていなかった」ということを言いたかったのかもしれません。

 「ストレスのはけ口」という点には、僕も反省しなきゃいけないことがあります。
 僕は、朝に血圧が低いので、家族に怒鳴ることがあるんです。怒鳴ったら、血行が良くなって気分がよくなるんですけど、相手にしてはたまったものではありません。血行がよくなり、頭がさえてくると「さっきはごめん」と謝っちゃうんです。

 安全な場所から徹底的に叩くというのも、マスコミでもよくあることですね。
 ホリエモンに対してのバッシングにも、そう思います。冷静に、または建設的に考えようとする論調のものは聞く気になりますが、みのもんたさんの朝の番組で、でかい顔写真に、細長い紙を乱暴に叩くように貼り付けているのを見ていると、あまりいい気はしませんでした。
Posted by Jun Rajini at 2006年02月18日 08:39
いや、私が勝手に思ったことですから深い考察だなんて
とんでもないです。

書き忘れましたが、私も実は「相手の目を見て・・」は
この場合はどうかと思うんです。
謝るときは「心の中から謝る」姿勢が相手に伝わることが
重要だと考えます。もっとも、心の中で笑っていても演技が
うまけりゃ「謝罪が伝わる」ことになってしまいますけど。
そこら辺は当事者じゃないと、むつかしいところですね。

なので目を見る見ないは、あまり重要なものとは思えません、
イチャモンに近いんじゃないかと。
まぁ、その男が「目を見て・・」に特にこだわる人間だった
可能性もなくはないですけどね。

家族に怒鳴るということですが、後から謝るということですので
ご家族の方はわかってらっしゃると思いますよ。
Posted by manbow at 2006年02月18日 12:58
相手が下手に出てりゃ図に乗る人。

まぁ、接客業だとそんな事は多いんですけどね・・・「とりあえず必殺平謝り」でけっして目を合わせちゃいけません と、教わりましたです。
Posted by きょろ at 2006年02月18日 22:41
私はねぇ、客商売(対面で)だけは就きたくないと思います。
自分が悪くないのに謝るなんて・・・出来そうもありません。
「お前なんか客じゃないやい、とっとと帰りやがれぃー」とか
言っちゃいそう。
お店 潰れるわな、それじゃぁ。
Posted by manbow at 2006年02月18日 23:35
って思ってます。
そこんとこ、よろしく〜(^.^)
Posted by 吟遊詩人 at 2006年02月19日 12:57
はーい、待ってますよー
Posted by manbow at 2006年02月19日 23:49
 イラク3人組のときからずっと思っているんだけど、人間はお互いを尊重するとかいう理念と全然ちがい、「こいつは御自由にお叩きください」みたいなサインを社会がスケープゴートに出しているかたちが、はっきりあると思います。

 公務員、とりわけ郵政については、内閣総理大臣がそう言っちゃったんだから、なおさら。

 叩くものを用意しておく、ってのが、かなり閉塞した状態だと思うし、郵便局のひとにしろ、オカマのタレントとかホリエモンとか、小さい子を虐待したひととか、為政者側はいろいろサンドバックを作って振り分けているな、って感じがする。

 こういうのにストレートに怒ると、このごろは「サヨ」とか言って「叩かれてもいいサインを出している」ことになっちゃうらしいから(^^;)、やっかい。

 怒る対象くらい自分で決めてもいいし、人前で怒るなら、「そうだそうだ!」って周囲も盛り上げるようなふうに行きたいものだよね。
Posted by utsu at 2006年02月27日 07:15
なんというか、言いたいことわかるような気がします。
叩く人、叩かれる人が非常にわかりやすいように演出されている
ような気もします。犯罪がらみの人間たちは、それでもまぁ
自業自得なところもあるので、ある程度しょうがないでしょうけど
世間が「ストレス解消してんのか?」と思えるほど、ひどい誹謗中傷を
発しているとなんだかなぁと思います。
私も煽動されやすいところがあると思うので、一歩引いて要注意です。
Posted by manbow at 2006年02月28日 20:49
 
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